この度 RecoveryFox AI のレビュー依頼を受けたので、いろいろな場面を想定して使ってみました。
RecoveryFox AI は、WonderFox Soft が提供するWindows向けのデータ復元ソフトです。
このソフトの特徴は、AIを活用した技術により、削除されたファイルやフォーマットされたドライブ、さらに破損したパーティションからも高い精度で失われたファイルを復元できるとのことです。
※このソフトの検証を行った結果、削除したファイルやクイックフォーマットしたドライブから、保存していたファイルをほぼ完全な状態に復元することができました。
※また、かなり以前に削除したファイルも復元することができました。
さまざまな条件でソフトを検証します
検証に使ったのは、2~3年前から使っているSDカード(microSD 64GB)です。
これまで、このSDカードに保存や削除を繰り返してきた大量のデータが、どの程度検出され、さらに復元できるのかに興味があります。
SDカードをスキャンする
スキャンする前に、SDカード(Dドライブ)をクイックフォーマットしました。

ソフトを立ち上げると接続されているドライブが表示されます。
今回、スキャンするドライブはDドライブですので、このドライブをクリックします。

Dドライブのスキャンが始まります。

スキャンが終了しました。スキャンには、約3時間かかりました。
その結果 102953個 の膨大なファイルが検出されました。

AIスキャンをクリックすると結果が拡張子ごとに表示されます。

テキストファイルを表示してみます。ファイル名は番号で表示されています。

mp4ファイルを表示します。

mp4ファイルを1個だけ復元してみます。かなり以前に保存し削除したものですが完全に復元されています。

jpgファイルを復元してみました。多くのファイルが復元されました。

pdfファイルも沢山検出されました。

※かなり以前に保存した古いファイルを検出・復元することが出来ました。
SDカードをフルフォーマットする
次にSDカードをフルフォーマットしスキャンしました。スキャンには20~30分要しました。
その結果、検出されたファイル数は0でした。
フルフォーマットを行うと、ファイルを検出することが出来なくなりました。

テストファイルを準備して検証
テスト用のファイルを準備して復元の検証を行いました。
準備したファイルは、WORD(.docx)テキスト(.txt)、画像(.jpg)、PDF(.pdf)、EXCEL(.xlsx)、動画(.mp4)の5個のファイルです。

保存した状態でスキャン
準備したファイルを保存した状態(まだファイルが確認出来る)でスキャンしてみました。
検出されたファイル数は0。
この結果、削除されていない健在なファイルは、検出ファイルとしてカウントされない事が確認できました。

保存したファイルを削除する
次に保存したファイルを削除しました。SDカードにゴミ箱があれば、そこに残っている状態です。
その結果、クイックスキャンの表示では、ファイル名が元の状態で検出されました。

これらのファイルを復元したところ完全に復元できました。

AIスキャンを表示させると、拡張子名のフォルダに振り分けられて検出されました。

これらのファイルを復元したところ、ファイル名は、番号に変えられていますが完全に復元できました。

PDFファイルは、拡張子が .ai (000001.ai) に変換されていました。
0000001.ai をpdfビューワーで表示させたら正しく復元できているのが確認できました。

SDカードをクイックフォーマットする
次に、SDカードをクイックフォーマットし、復元テストをしました。

スキャンした結果、検出できたファイルはAIスキャンだけでした。
クイックフォーマットする前にスキャンした時と同様に復元することができました。

このソフトを使ってみた結果
誤ってファイルを削除したり、クイックフォーマットをかけても、早い段階であればこのソフトで、ほぼ完全に復元できると思われる。
長らく使っているドライブで、かなり以前に保存し削除したファイルでも復元できる可能性がある。
※ドライブ:HDD、SSD,SDなどの記憶媒体。
使てみての教訓
今回、このソフトを使ってみて得られた教訓があります。
ドライブは、フルフォーマットをかけることでファイルが復元できなくなった。このことから、不要になったドライブを処分する時には、フルフォーマットをかけておくと良いと思う。
長らく使っているドライブは、これまで保存してきたファイルの痕跡が多く残っているので、時々フルフォーマットをかけておくことにより、復元したファイルを探し出すやすくなると思う。
以上です。

